丁度いいを見つけたい

余計には働かず、静かに、楽しく、丁度いい生活をしたいオジサンのひとり言

『年収90万でハッピーライフ』を読んで。将来の不安について

年収90万では難しい。
でも、100万くらいだったら、普通にサラリーマンして300万とか稼ぐより、楽しく生活できそうな気がするから、一旦やってみようと思う。

読んでない方は以下の記事を読んで頂けると、スムーズに読み進めれるかと思います。
『年収90万でハッピーライフ』を読んで

本書の中で、「どれくらい楽観的でいられるか、も重要なポイントです。」と書かれている。
確かに、将来の不安のことを考え出すと、お金がいくらあっても足りない。
僕は物事のネガティブな側面に、目がいきがちだ。
人から、考えすぎなんじゃない?と言われることも多い。
そんな僕が、なぜ本書のような隠居生活を試すに至ったかを考えてみようと思う。

きっかけは、予防医学研究者の石川善樹さんが『どうすれば幸せになれるか科学的に考えてみた』の中で書いていた以下の一文だった。
「クリエイティブなことを考えるにはポジティブがよくて、厳密に考えるときはネガティブな方がいい。」
それを読むまでは、漠然とネガティブは悪いもので、ポジティブがいいものだと思っていた。

僕は無駄だと思っている仕事をやっているときなど、ネガティブに考えてしまい、どんどん嫌な気分になることがある。
毎回、すごい嫌な気持ちになる。
何度かその仕事をするうちに、どうすればその仕事を無くせるかを考えたり、極力短い時間で終わらせるためにはどうすればいいのかを考え始める。
でも、周りの人たちを見ると、無駄だとわかっていても、それを無くす方法まで考えたりしない。
何なら、無駄だと思っているけど、大して気にしていない人もいる。
全然ストレスになっていないのだ。(うらやましい!)

自分の経験と石川さんの言葉を重ねることで、ネガティブは自分の強みでも弱みでもなく、ただの特性だということがわかった。
ネガティブを上手く使えば、仕事の分析をして、早く仕事を終わらせる方法を考えることができる。
しかし、ネガティブに乗っ取られて、現時点では解決できない問題に対して考え込んでしまうと、どんどんストレスが溜まっていく。
そのため、感情をコントロールすることで、できるだけ強みとして出るように、弱みとしてはあまり出ないようにする必要がある。

そういったことを知ったうえで、ネガティブ感情に振り回されていると、今はネガティブな感情に振り回されているな、と気付けることがある。
気付いた時には一旦、気分転換をする。
そうすると、今の自分が考えてもどうしようもないことだったり、知識不足のせいで、考えているつもりが、ただ悩んでいただけなことに気付くことができる。

これを繰り返すことで、以前よりネガティブ感情に振り回されなくなった。
元々、自分を客観視してしまうことがある性格だったし、人よりも感情の起伏が少ないタイプだったから上手くいったのかもしれないけど。

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どうすれば幸せになれるか科学的に考えてみた