丁度いいを見つけたい

余計には働かず、静かに、楽しく、丁度いい生活をしたいオジサンのひとり言

『年収90万でハッピーライフ』を読んで

年収90万は難しい。
でも、100万くらいだったら、何とかなるんじゃないかと思った。

著者は週2日、介護の仕事をして、月収7万5千円で生活をしている。
驚きと憧れの週休5日をするアラサーのおじさんだ。
(本書を書いた当時、今は台湾で同じような暮らしをしている)

月7万5千円の生活は、
・家賃は3万
・食事は大体
  朝:トースト、リンゴジュース
  昼:麺類
  夜:玄米、味噌汁、納豆やサバの味噌煮(たまに)
・服は必要最低限を着回す
・趣味は散歩と読書

大雑把にまとめると、こんな感じの生活を送っている。
なんだか、つまらなそうな生活だなと思う。
多分、実際にやってみたら、このような生活はつまらないと感じる人も沢山いるし、楽しめる人も沢山いると思う。
でも大半の人は、やる前に「現実的じゃない」と、実行に移さない。

なんでだろう?

生きる為に仕事をして、お金を稼いで、余ったお金と時間で娯楽を楽しんでいる。大半の人はそうしている。
本書を読んで、自分の感覚と照らし合わせて、感じたことがある。
娯楽を楽しむために仕事(お金稼ぎ)をして、仕事をするために娯楽を必要としているのではないだろうか。

今、僕は仕事を辞めて4か月経つ。
仕事は嫌なこともあったけど、やりがいを見つけつつもあった。
鬱になった、会社と揉めた、人間関係で問題があったとかではない。
ちょっとしたきっかけがあったから、一旦辞めて、1年くらい休憩する予定だ。

仕事を辞めて、ある程度の時間がたって実感することがある。
買い物も、キャンプも、外食も、家でちょっと手間をかけた料理を食べるのも、自由に使えるお金と時間が多少あるから当たり前のようにしていたけど、あれは娯楽だ。

そりゃ娯楽は楽しい。できるだけ、たくさんの時間を割きたい。
でも、そのために余分に仕事をするかと聞かれたら、そんなことはしたくない。今はそう思う。

一度、仕事を辞めて、4か月も経たなければ、このことを実感することができなかった。
だから大半の人は、実行する前に現実的ではないと感じてしまう。

もちろん、全く仕事をしない、自給自足の生活は現実的ではない。
仕事と娯楽を最低限にして、赤字にならず、楽しく生活できるところを探す必要はある。
著者も徐々に出費と仕事を減らしているので、僕みたいにいきなり仕事を辞めることは、オススメはしない。
将来に不安を感じることもあるし。

では、仕事と娯楽を最低限に抑えたことで、できた時間はどうするか。
お金がかからず、一人でできる趣味として、本書では読書と散歩を挙げている。
読書と散歩はわりと好きだが、それだけで自由時間を過ごすのは難しそうだ。
また、1人で居ることが好きだが、それでも、ある程度は人とのかかわりが欲しい時がある。
そのために、このブログを書いたり、親兄弟や友人が困っていたら、自分ができる範囲で、積極的に手伝っていこうと思う。

仕事と娯楽は最低限に抑える。
趣味の時間はいっぱいある。
適度に人とのつながりもある。
そんな時間の使い方ができるように、試行錯誤をしていきたい。

 

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年収90万円で東京ハッピーライフ

お金についてもうちょっと考えました。
『年収90万でハッピーライフ』を読んで ちょっとだけ細かめの、お金の話